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第26回 心に響く小品展
(1F)宮村長 水彩・スケッチ展/(2F)豊﨑博光 写真展「世界の核被害」

〈宮村長 画歴〉
1942年 京都市生まれ
1968年 京都市立美術大学卒業制作 金賞買上げ
1970年 京都市立美術大学 西洋画専攻科 卒業
二科展出品 特選
1971年 二科展 ローマ賞受賞により12月~翌年6月までイタリアに派遣される
1976年 京展 京展賞(‘73年、‘74年市長賞他)
2010年 第95回記念二科展内閣総理大臣賞
現在 公益社団法人二科会理事
〈豊﨑博光 プロフィール〉
フォトジャーナリスト(フリー)。1948年横浜市生まれ。
1978年にアメリカが核実験を行ったマーシャル諸島のビキニ、エニウェトク環礁や水爆実験の“死の灰”をあびせられたロンゲラップ環礁の人々の取材を始める。以後、アメリカやソ連、イギリスの核実験場と被害者、アメリカやカナダなどのウラン採掘の現場とそれによる被害者、スリーマイル島とチェルノブイリ原子力発電所の事故による被害など世界の核被害者を取材。また日本やアメリカ、太平洋、ソ連やヨーロッパでの反核(非核)・反原発運動などを取材する。
拓殖大学商学部で9年間、中央大学法学部で5年間、非常勤講師として被害を中心に世界の核開発史の授業を担当する。
〈主な著書〉「核よ驕るなかれ」(講談社。1982年)。「グッドバイ・ロンゲラップ」(築地書館。1986年)。「アトミック・エイジ」(築地書館。1995年)で第1回「平和・協同ジャーナリスト基金賞」を受賞。「マーシャル諸島 核の世紀」(日本図書センター。2005年)で「日本ジャーナリスト会議(JCI)賞」を受賞。
世界にはいま、約14500発の核弾頭があり、29カ国で445基の発電用原子炉が運転され、核弾頭や核燃料の製造のために13カ国でウランが採掘されています。核弾頭製造のために行われた2050回以上の核実験の死の灰、原子力発電所の爆発や炉心溶融事故による放射能の放出、ウラン採掘によって実験場や原発、ウラン鉱山周辺だけでなく地球全体が被害を受け、地球は被ばくしています。 豊﨑 博光
✿ヒルゲート夜話市民講座についてのお知らせ✿
2019年ヒルゲート夜話市民講座 今後の予定
「走泥社」
第1講 9月20日(金)「八木一夫」 第2講 11月15日(金)「鈴木治」
第3講 1月17日(金)「山田光」 第4講 3月20日(金)「川上力三」
19:10~20:40 ギャラリー1F 参加費1,000円(学生500円)
定員50名(要予約) 茶菓付
お待たせしていました尾﨑先生の今年度のテーマが決まりました。世界に先駆けて京都で生まれた現代陶芸の流れを中心的に担った走泥社です。取り上げられた作家4人の内、川上力三先生は今もお元気で国際的に活躍中。当画廊の奥庭展示の最初となった作品群をご覧下さった方もあるのではないでしょうか。
Bコース 開催時間は各々に異なります
☆ 6月22日(土) 18:30~20:00 ギャラリー2F
参加費1,000円(学生500円) 定員30名(要予約)
豊﨑 博光(フォトジャーナリスト) 「核の現場を取材して」
☆ 7月19日(金) 19:10~20:40 ギャラリー1F
参加費1,000円(学生500円) 定員50名(要予約)
藤井 喜久雄(自由美術協会会員)
「戦争から帰って絵を描き始めた -竹中三郎、伊藤久三郎、下村良之助等戦後京都の作家たちと交わって-」
☆ 8月10日(土) 18:00~19:30 ギャラリー1F
参加費500円(学生250円) 定員50名(要予約)
アーティストトーク
杉田 徹 「社会派芸術としての版画史~カリフォルニアからのレポート」
吉川 文代「渡米以来の経緯と学び」
☆ 8月24日(土) 18:00~19:30 ギャラリー1F
参加費1,000円(学生500円) 定員50名(要予約)
対談 松原 龍一(京都国立近代美術館特任研究員)・長尾 紀壽(型染作家)
「型の展開-長尾紀壽と沖縄の四半世紀」
☆ 9月7日(土) 18:00~19:30 ギャラリー1F
参加費1,000円(学生500円) 定員50名(要予約)
司 修(画家、作家)「空白の絵本(ヒロシマ)」
※トークテーマが変更になりました!
新しいトークテーマ「世界一ヘタな小説家の話 あるいは世界一ヘタな画家の話」
☆ 11月30日(土) 19:10~20:40 ギャラリー1F
参加費1,000円(学生500円) 定員50名(要予約)
加藤 義夫(加藤義夫芸術計画室代表)「日本美術のポテンシャルを考える」
☆ 北川 フラム(越後妻有大地の芸術祭・瀬戸内国際芸術祭 総合ディレクター)
本講座開講以来10回目の登場。ただ今年は瀬戸内国際美術祭の開催年で、中国での新プロジェクトもあり超御多忙のため、日程やテーマについては未定です。決まり次第お知らせいたします。
2019年6月~12月の予定【ギャラリーヒルゲート通信 No.45】
2019年6月から12月の予定
※ 開廊時間 ギャラリーヒルゲート(1F) カフェ・ギャラリーヒルゲート(2F):正午~午後7時(最終日は5時まで)
6月18日(火)~6月23日(日) |
1F |
宮村 長 展 (二科会
理事) (油彩・水彩) |
2F |
豊﨑 博光 写真展 「世界の核被害」 |
|
6月25日(火)~7月7日(日) 〈7/1(月)休廊〉 |
1・2F |
第26回
心に響く小品展 安野光雅・一居孝明・伊庭新太郎・烏頭尾精・木下晋・木代喜司・坂爪厚生・ 佐野賢・田島征三・田島征彦・司修・中原史雄・野見山暁治・林康夫・平岡靖弘・村山明
等、現役作家の油彩・水彩・日本画・版画・彫刻・工芸・陶の小品 |
7月9日(火)~7月14日(日) |
1・2F |
京都二紀 小品展 生駒 泰充・黒田 冨紀子・日下部 直起
他 |
7月16日(火)~7月21日(日) |
1F |
2019京都銅版画協会 ミニアチュール展 |
2F |
京都銅版画協会 特別展示 大内 冨佐子・森田 道子 |
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7月23日(火)~7月28日(日) |
1・2F |
ヒカエメの群れ 川村 夏子 堀内 航 展 (油彩・インスタレーション) |
7月30日(火)~8月4日(日) |
1F |
橋本 哲史 みんながつくる 展 (絵画・立体・インスタレーション) |
2F |
松村 綾香 展 (ミクストメディア) |
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8月6日(火)~8月11日(日) |
1F |
吉川 文代 個展 -オーガニックマインド (日本画) |
2F |
杉田 徹 作品展 -陽だまり- (銅版・木版) |
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8月13日(火)~8月18日(日) |
1F |
板遊会 展 (木版) |
2F |
高松 清・黒田 峯夫 彫刻展 (奥庭展示も) |
|
8月20日(火)~8月25日(日) |
1・2F |
長尾 紀壽 展 (型絵染) |
8月27日(火)~9月1日(日) |
1・2F |
大森 啓・長谷川 宏美 二人展 (国画会会員) (ミクストメディア) |
9月3日(火)~9月15日(日) 〈9/9(月)休廊〉 |
1・2F |
司 修 展 ぼくがやりたいこと (テンペラ・水彩・銅板 他) |
9月17日(火)~9月22日(日) |
1F |
第8回
湫画会 展 愛知芸大出身の作家 白崎和雄・曽根孝子・田中孝・西野理 |
2F |
洛楽会 展 |
|
9月24日(火)~9月29日(日) |
1F |
西久松 友花 陶展 |
2F |
安井 良尚 銅版画 グループ展 |
|
10月1日(火)~10月6日(日) |
1F |
谷 なつ子 展 (ミクストメディア) |
2F |
岸中 延年 ENNEN FACTORY 版画展 |
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10月8日(火)~10月13日(日) |
1F |
勝山 正則 制作60年
展 (木版) |
2F |
上杉 尚 展 (水彩
他) |
|
10月15日(火)~10月20日(日) |
1F |
三橋 卓 展 (日本画) |
2F |
たくま たえこ 油絵展 |
|
10月22日(火)~10月27日(日) |
1F |
入佐 美南子 展 (二科会会員) |
2F |
佐々岡 まゆこ 個展
(油彩 他) |
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10月29日(火)~11月3日(日) |
1・2F |
日下部 直起 展 (油彩・テンペラ・水彩) |
11月5日(火)~11月10日(日) |
1F |
海野 厚敬 展 (ミクストメディア) |
2F |
しみず やすこ 展 「四季咲くスコッティ通り」 (アクリル) |
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11月12日(火)~11月17日(日) |
1・2F |
新制作協会 関西会員展 (油彩・アクリル・ミクストメディア) 一居孝明・上岡真志・河村雅文・小林一彦・田中直子・中井英夫・蛭田均・馬渕哲
他 |
11月19日(火)~11月24日(日) |
1・2F |
25人の絵展 (京都造形芸大洋画通信課程
教員の25人) |
11月26日(火)~12月1日(日) |
1F |
秋口 悠子 展 (独立美術協会会員) (油彩) |
2F |
千明 展 (木版) |
|
12月3日(火)~12月8日(日) |
1・2F |
北村 美佳 展 (二科会会員) (アクリル・水彩) |
12月10日(火)~12月15日(日) |
1・2F |
独立美術協会 京都作家展 (会員・準会員・会友・一般出品者) |
12月17日(火)~12月22日(日) |
1F |
木村 隆 陶展 |
2F |
山の繪 展 (大島 尚子・西原 紀子
他) |
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12月23日(月)~ |
|
年末年始休廊 |
2019年ヒルゲート夜話市民講座 今後の予定
「走泥社」
第1講 9月20日(金)「八木一夫」 第2講 11月15日(金)「鈴木治」
第3講 1月17日(金)「山田光」 第4講 3月20日(金)「川上力三」
19:10~20:40 ギャラリー1F 参加費1,000円(学生500円)
定員50名(要予約)
茶菓付
お待たせしていました尾﨑先生の今年度のテーマが決まりました。世界に先駆けて京都で生まれた現代陶芸の流れを中心的に担った走泥社です。取り上げられた作家4人の内、川上力三先生は今もお元気で国際的に活躍中。当画廊の奥庭展示の最初となった作品群をご覧下さった方もあるのではないでしょうか。
Bコース 開催時間は各々に異なります
☆ 6月22日(土) 18:30~20:00 ギャラリー2F
参加費1,000円(学生500円) 定員30名(要予約)
豊﨑 博光(フォトジャーナリスト) 「核の現場を取材して」
☆ 7月19日(金) 19:10~20:40 ギャラリー1F
参加費1,000円(学生500円) 定員50名(要予約)
藤井 喜久雄(自由美術協会会員)
「戦争から帰って絵を描き始めた -竹中三郎、伊藤久三郎、下村良之助等戦後京都の作家たちと交わって-」
☆ 8月10日(土) 18:00~19:30 ギャラリー1F
参加費500円(学生250円) 定員50名(要予約)
アーティストトーク
杉田 徹 「社会派芸術としての版画史~カリフォルニアからのレポート」
吉川 文代「渡米以来の経緯と学び」
☆ 8月24日(土) 18:00~19:30 ギャラリー1F
参加費1,000円(学生500円) 定員50名(要予約)
対談 松原 龍一(京都国立近代美術館特任研究員)・長尾 紀壽(型染作家)
「型の展開-長尾紀壽と沖縄の四半世紀」
☆ 9月7日(土) 18:00~19:30 ギャラリー1F
参加費1,000円(学生500円) 定員50名(要予約)
司 修(画家、作家)「空白の絵本(ヒロシマ)」
☆ 11月30日(土) 19:10~20:40 ギャラリー1F
参加費1,000円(学生500円) 定員50名(要予約)
加藤 義夫(加藤義夫芸術計画室代表)「日本美術のポテンシャルを考える」
☆ 北川 フラム(越後妻有大地の芸術祭・瀬戸内国際芸術祭 総合ディレクター)
本講座開講以来10回目の登場。ただ今年は瀬戸内国際芸術祭の開催年で、中国での新プロジェクトもあり超御多忙のため、日程やテーマについては未定です。決まり次第お知らせいたします。
ギャラリーから |
むし暑い季節になりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
■奥庭展示が代わっています。
昨年からご好評をいただいた川上力三先生の陶作品から、先生の御指名で貴志カスケ先生の石のインスタレーションに今春交代しました。250㎏もの石が水の流れで「ししおどし」のように動き、倒れたり、立ったりしている石柱が庭中に配置された見事な空間展示です。7月末までなので、是非御高覧下さいませ。
■8月13日からは、奥庭に彫刻が展示されます。
高松清・黒田峯夫彫刻展が2Fで開催され、その機会に奥庭も交代、年内展示される予定です。高松先生と黒田先生の50年近い師弟関係(友人か親子のようにも感じられますが)が作り出す空間に乞う御期待!です。
■勝山正則先生の制作60年記念展が開催されます。
朝日新聞俳句・短歌欄の挿絵連載でもおなじみの勝山先生が、木版制作60年を迎えられ、友人たちの発案・御協力で今年は記念イベントも企画されています。モノクロで光と影・色彩さえも感じさせる作品世界をどうぞお楽しみ下さいませ。
■今年は98才の野見山暁治先生をはじめ、ベテラン作家の力作が目立ちますが、一方20代30代の気鋭の作家たちも頑張っていて、制作しつづける覚悟と気魄のようなものを改めて感じさせられます。
今年後半も変わらず、御指導・御鞭撻の程どうぞよろしくお願い申し上げます。
2019年 6月 (人見ジュン子)
田島征彦展-新作絵本『やんばるの少年』原画と型絵染作品
田島 征彦 プロフィール
1940年 大阪府堺市に生まれる。
1945年 父の故郷へ転居、高知県の山村で幼少期を過ごす。
1959年 京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)工芸科染織図案専攻に入学。
染織を嫌い劇団美大アトリエ座舞台美術集団で舞台装置、影絵などに熱中し、
授業へ出なかった。主任教授の稲垣稔次郎先生に絵本の世界を教えられる。
1963年 美大を卒業して専攻科(現・大学院)へ入るため真面目に型染作品の制作を始める。
「染色集団∞無限大」結成に参加、73年解散まで出品。
1965年 日本版画協会展(東京都美術館)に型染作品を版画として出品(現在まで)
1975年 京都府洋画版画新人賞受賞
染織X展 京都市美術館大陳列室で毎年大作品を出品(1989年まで)
1976年 絵本『祇園祭』で世界絵本原画ビエンナーレ展金牌受賞
1977年 京展賞受賞(版画部門・シルクスクリーン)
1979年 『じごくのそうべえ』第1回絵本にっぽん賞受賞
1980年 「染と織─現代の動向」(群馬県立近代美術館)
1986年 「民話を描く・田島征彦型絵染の世界」(滋賀県八日市文化芸術会館、
京都市社会教育総合センター
現アスニー)
1987年 特別陳列 「田島征彦の世界」(西宮市大谷記念美術館、姫路市立美術館)
『てんにのぼったなまず』で世界絵本原画ビエンナーレ展金牌受賞
1991年 「染と織─現代の動向」(群馬県立近代美術館)
染・清流展1回〜20回(京都市美術館、染・清流館他)
「発動する現代の工芸1945 ─1970」(京都市美術館)
1993年 文化庁芸術家特別在外研修生としてパリのアトリエ・コントルポアンで銅版画制作
1995年 自伝的作品集「憤染記(ふんせんき)」染織と生活社刊
2000年 オキナワからのメッセージ田島征彦展(佐喜眞美術館・沖縄県宜野湾市)
2001年 絵本と現代美術展(京都芸術センター)、「京都の工芸1945-2000」(京都国立近代美術館)
2003年 田島征彦型絵染の世界展(熊本県不知火町立美術館)
2005年 田島征彦−絵本と型絵染展(京都府八幡市立松花堂美術館)
2005・08年 第6・7回高知国際版画トリエンナーレ展
2006・07年 激しく創った田島征彦・征三の半世紀展(高知県立美術館) ’07年(新潟市新津美術館)
2007年 祭を染める2人展(長尾紀壽と)(染・清流館)
2009・2015年 KATAZOMÉ田島征彦展(兵庫県三木市立堀光美術館)
2009−2013年 第1回〜5回 祇園祭展(染・清流館)
2010年 京都美術文化賞受賞 2011年 京都府文化功労賞受賞
2013年 「田島征彦型染展」(坂出市民美術館) 2014年 「祇園祭田島征彦の世界」(染・清流館)
2015年 『祇園祭・田島征彦型染の世界』染・清流館・染織生活社刊
『ふしぎなともだち』第20回日本絵本賞大賞受賞
2016−18年 「ファンタジーを染める たじまゆきひこ展」(堺市博物館、桐生森林美術館、
多治見こども陶器博物館)
2019年 京都の染織展(京都国立近代美術館)
現在日本版画協会員 淡路島在住