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(1F)西久松友花 珠(マニ) 展(陶)/(2F)大西正彦 写真展(A室)・藪田正弘 作品展 MANHATTA-N(2021)~多層の街、その”かたち”を描く~(B室)(写真)
1F【西久松友花 珠(マニ) 展】(陶)
2021年9月28日(火)~10月3日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
肉体は魂の容れ物である。
冬、飼い犬が亡くなった。火葬が済み、骨になって私の元へ帰ってきた時にこの言葉の意味を理解した気がした。鼓動や温もりは消え去り目の前から肉体が無くなることで、存在していた事実さえも不確かに感じられた。
古来から、死は魂が肉体から離れた時の現象であると考えられてきた。 霊魂は肉体もしくは物体を失なった後、何処かに彷徨い、また新たな身体をまとう。アニミズムの思考では、生はその繰り返しであり、動物や植物だけに限らずありとあらゆるものに魂は宿っているとされる。
彷徨う魂を招魂し、尊きものをおさめる容れ物を作る。
西久松 友花 NISHIHISAMATSU Yuka
1992 京都府生まれ
2011 京都市立銅駝美術工芸高等学校 日本画専攻 卒業
2016 京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻 卒業
2018 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻陶磁器 修了
[個展]
2016 緋の飾り(ギャラリーヒルゲート/京都)
2017 華飾(ギャラリーヒルゲート/京都)
2018 祈りの飾り(ギャラリー恵風/京都)
2019 輪-リン-(ギャラリーヒルゲート/京都)
2020 拠(ギャラリーヒルゲート/京都)
[グループ展]
2016 西久松友花・山本伊代奈 二人展「湯気」(ギャラリーアンフェール恵文社一乗寺店/京都)
琳派400年記念 新鋭選抜展-琳派FOREVER- (京都文化博物館/京都)
ART OSAKA2016「アートで目覚めるvol.4」(ホテルグランヴィア大阪/大阪)
おんなのこ博覧会(ギャラリー杉野/東京)
シブヤスタイルvol.10(西武渋谷/東京)
2017 Kyoto Art for Tomorrow―京都府新鋭選抜展2017(京都文化博物館/京都)
京展2016 (京都市美術館/京都)
「秋空に高くそびえる」(art space Morgenrot/東京)
シブヤスタイルvol.11(西武渋谷/東京)
2018 京都府新鋭選抜展2018―Kyoto Art for Tomorrow―(京都文化博物館/京都)
KOGEI Art Fair Kanazawa(KUMU KANAZAWA THE SHARE HOTELS/石川)
シブヤスタイルvol.12(西武渋谷/東京)
2019 西久松吉雄・綾・友花展-地のかたち・水のめぐみ・土のちから-(中信美術館/京都)
KOGEI Art Fair Kanazawa(KUMU KANAZAWA THE SHARE HOTELS/石川)
新進作家五人展(京都文化博物館/京都)
2020 transmit program 2020(京都市立芸大ギャラリー@KCUA/京都)
以美為用展―明日へのとびらⅡ―(京都高島屋/京都)
2021 かめおか霧の芸術祭「霧の芸術館―線を引き続けるためのプラクティス」
(亀岡市文化資料館/京都)
国際工芸アワードとやま2020(富山県美術館/富山)
[受賞歴]
2016 京都市立芸術大学作品展 市長賞
京都花鳥館賞奨学金 優秀賞
2017 Kyoto Art for Tomorrow―京都府新鋭選抜展2017 NHK京都放送局賞
京展2016 入選
京都銀行美術支援制度2017年度購入作品選抜
京都花鳥館賞奨学金 優秀賞
2018 京都花鳥館賞奨学金 最優秀賞
2021 国際工芸アワードとやま2020 入選(富山県美術館/富山)
[主なコレクション]
京都銀行/三井寺/中信美術館
2F(B室)【藪田正弘 作品展 MANHATTA-N(2021)~多層の街、その”かたち”を描く~】(写真)
2021年9月28日(火)~10月3日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
Maco (藪田 正弘)
1952年 神戸市生まれ。 テレビ局の記者・ディレクターを経て2018年よりフリーの写真・映像作家活動を始動する。 幼少より写真に触れ、大学時代には自らの手でモノクロのコントラストが強く粒子の荒れた写真を中心に制作を続けるも限界を感じ写真家への道を断念。 2018年より写真表現大学(大阪府茨木市)にて写真研究・古典プリント講座等受講、現在、クラシカルフォトグラフの第一人者、若林久未来氏のもとで古典写真技法の研鑽に励むなど多様な写真表現を試みている。これまでの多数のドキュメンタリー・報道番組の制作経験を生かし、客観的な事実 (記録)を積み重ねる手法で“記録と表現が両立する作品”の制作に取り組んでいる。
ヴァンダイク・プリント(古典写真技法)による唯一無二のマンハッタン
時間を超えて堆積されたこの街の“かたち”を褐色の輪郭線で表現しました
マンハッタンは夢の地として19世紀から世界中の人たちを引き寄せ続けてきました。高層ビル群が描き出すスカイライン、直角に交差する真っすぐな街路、そこを行き交う車や多様な人々…人々を魅惑するこの街のイメージはいつのころから形づくられたのでしょうか。
100年前の記録映像と現在の姿との乖離は驚くほど小さく感じられます。写真を芸術の分野として確立した写真家の一人とされるポール・ストランドが友人とともに制作した短編映画「MANHATTA(1921)」には今に通じるこの街の姿が記録されています。外形だけではなく自由や豊かさ、様々な人種や言語、常に若々しくある文化といった無形の要素も街の姿とともに脈々と受け継がれて、この街のイメージが形づくられているように思えます。
地層のように長い時間をかけて堆積されたこの街のイメージを表現するため古典写真技法のひとつヴァンダイク・プリント技法を採りました。色彩を省き、褐色の輪郭線によって“かたち”を描くことで街と人を記録しました。薬品塗布の刷毛の滑り、使用する印画紙の特性、露光の微妙な長短など多くの不確定な手作業を経て完成させた唯一無二のプリントに、“マンハッタン”を定着させました。
大西 正彦 Masahiko Oonishi
1952年 宇治市生まれ、京都市を拠点に活動。
1975年 日本写真専門学校映像学科卒業
1975年 ダイエーフォトエンタープライズ入社
1976年 八島フィルムサービス(現㈱ytvNextry)入社
よみうりTV報道局撮影部派遣
1986年 読売テレビ京都支局配属(~2002)
ドキュメント・制作番組カメラマン、ネットワーク局依頼撮影等
2003年 ㈱映像企画 本社映像取材部(映像プロデューサー)
2013年 よみうりTV編集局派遣
2019年 ㈱ytvNextry退社。
現在 各方面からの依頼を受け、アートや音楽・ 運動の現場を取材、記録している。
〈カメラマンとして参加した作品の受賞歴〉
・1999年5月報道劇場21「おーい、元気かぁー!往診・高齢者医療の明日へ」よみうりTVで放送 日本民間放送連盟優秀賞受賞
・1994年7月NNNドキュメント94「我がふるさとは…在日韓国朝鮮人二世のニッポン」 日本民間放送連盟優秀賞受賞
・NNNドキュメント86 「続・奇形ざるは警告する」日本民間放送連盟優秀賞受賞
・関西写真テレビ記者協会の賞等受賞歴あり
(1F)坂井眞理子 展 「歴史に名を残した女たちの顔」/第29回 洛南高等学校美術部OB展 洛楽展(2F)
1F【坂井眞理子 展 「歴史に名を残した女たちの顔」】
2021年9月21日(火)~9月26日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
世界の歴史を揺るがした有名な女性たちの顔を、画家の想像で描いた。私の創作のコンセプトは「いのち」だ。私はこれ等の女性たちの生きたそのいのちのすごさを感じて、その輝くいのちを、私の大好きな「赤」で描いてみた。
坂井 眞理子 Mariko Sakai
1962年 女子美術大学芸術学部洋画科卒業
1962年~64年 ニューヨーク・ブルックリンミュージアムアートスクールに学ぶ
1964年 帰路6ヶ月間一日5ドルでヨーロッパの国々を旅する
1975年 東京・京橋の第七画廊を皮切りに東京、大分、静岡、湯布院、青森、山形、故郷の山口県宇部市など各地で個展、グループ展多数
1991年 以後ニューヨークでは3、4年毎に個展
2013年 静岡県・池田20世紀美術館で「いのちの色・赤 坂井眞理子展」
2015年 六本木ストライプハウスギャラリーと麻布台のウナックサロンで個展同時開催
2016年 山口県下関市立美術館で個展/ウナックサロン個展「おんな」
2017年 ウナックサロン個展「愛を紡ぐ男と女」
2018年 ウナックサロン個展「絵物語の中の女たち」
2019年 東京・神田アートギャラリー環 個展
2020年 東京・神宮前Galerie412 個展
2F【第29回 洛楽展】(洛南高等学校美術部OB展)
2021年9月21日(火)~9月26日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
YOUTUBEに動画をUPしました!▶「司修展」記録映像
1F・2F【司修展 1F司修・秘蔵のスケッチブック/2F初めての絵本 原画 みにくいあひるのこ】(油彩・水彩・版画・ミクストメディア)
9月7日(火)~9月19日(日) 〈9/13(月)休廊〉
司 修 Tsukasa Osamu
1936 群馬県前橋市生まれ
中学卒業後、独学で絵を描き始める
自由美術協会会員を経て、‘64年主体美術協会の創立に参加
(‘90年より無所属)
1976 『金子光晴全集』の装幀により講談社出版文化賞
1978 『はなのゆびわ』により小学館絵画賞
1986 池田20世紀美術館で〈司修の世界〉展
1989 「バー螺旋のホステス笑子の周辺」が芥川賞候補
1993 「犬」(『影について』所収)で川端康成文学賞
日本橋三越他で朝日新聞社主催「司修挿絵展-小川国夫『悲しみの港』」
同年、第36回安井賞審査員
2007 『ブロンズの地中海』で毎日芸術賞
2008 「両洋の眼展」で河北倫明賞
2011 群馬県立近代美術館で「司修のえものがたり-絵本原画の世界」開催
『本の魔法』で第38回大佛次郎賞
2014 3月『絵本銀河鉄道の夜』(偕成社)、6月『幽霊さん』(ぷねうま舎)刊
2015 12月 『Ōe-60年代の青春』(白水社) 刊
2016 第26回イーハトーブ賞受賞(花巻市)
2020 7月 『空白の絵本-語り部の少年たち-』(鳥影社) 刊
『戦争と美術』『語る絵』『絵本の魔法』『孫文の机』『戦争と美術と人間』等の評論や小説、『まちんと』『河原にできた中世の町』『雨ニモマケズ』他絵本、『風船乗りの夢』『壊す人からの指令』他の画文集等、著書多数。
会場:ギャラリーヒルゲート
撮影:今道鮎美
制作:ギャラリーヒルゲート
HP:http://www.hillgate.jp/
住所:〒604-8081
京都府京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
営業時間:火曜~日曜 12:00~19:00(最終日~17:00)
(1F・2F)司修展 1F 司修・秘蔵のスケッチブック/2F はじめての絵本 原画 みにくいあひるのこ
1F・2F【司修展 1F司修・秘蔵のスケッチブック/2F初めての絵本 原画 みにくいあひるのこ】
2021年9月7日(火)~9月19日(日) 〈9/13(月)休廊〉
12:00~19:00(最終日~17:00)
司 修 Tsukasa Osamu
1936 群馬県前橋市生まれ
中学卒業後、独学で絵を描き始める
自由美術協会会員を経て、‘64年主体美術協会の創立に参加
(‘90年より無所属)
1976 『金子光晴全集』の装幀により講談社出版文化賞
1978 『はなのゆびわ』により小学館絵画賞
1986 池田20世紀美術館で〈司修の世界〉展
1989 「バー螺旋のホステス笑子の周辺」が芥川賞候補
1993 「犬」(『影について』所収)で川端康成文学賞
日本橋三越他で朝日新聞社主催「司修挿絵展-小川国夫『悲しみの港』」
同年、第36回安井賞審査員
2007 『ブロンズの地中海』で毎日芸術賞
2008 「両洋の眼展」で河北倫明賞
2011 群馬県立近代美術館で「司修のえものがたり-絵本原画の世界」開催
『本の魔法』で第38回大佛次郎賞
2014 3月『絵本銀河鉄道の夜』(偕成社)、6月『幽霊さん』(ぷねうま舎)刊
2015 12月 『Ōe-60年代の青春』(白水社) 刊
2016 第26回イーハトーブ賞受賞(花巻市)
2020 7月 『空白の絵本-語り部の少年たち-』(鳥影社) 刊
『戦争と美術』『語る絵』『絵本の魔法』『孫文の机』『戦争と美術と人間』等の評論や小説、『まちんと』『河原にできた中世の町』『雨ニモマケズ』他絵本、『風船乗りの夢』『壊す人からの指令』他の画文集等、著書多数。
YOTUBEに動画をUPしました!▶「大森啓・長谷川宏美 二人展」記録映像
https://youtu.be/rJ5Ya1y02ms
二年に一度の大森啓先生、長谷川宏美先生の展覧会を開催中です。
2009年以来、お二人それぞれの個展を各3回ずつ、大森先生が母校の金沢美大教授に招聘されて関西を去られてからはお二人展として4回目です。
コロナ禍によりご覧いただけない方もおられると存じますので、質量共に素晴らしい作品をせめて映像でご覧いただければ幸いに存じます。