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2022-02

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甲斐彰展 舟で往く

1F・2F【甲斐彰展 舟で往く】(油彩)
2022年3月1日(火)~3月6日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
’22甲斐彰展 舟で往く 画像面

川は荒れていた。黒い蛇が岸へ逃れようと泳ぎ寄ってくる。人々は私たちが雇った舟に乗りこんだ。表情もなく、おかまいなしに。「これは楽しいなあ。我々も乗ろう」定員オーバーの舟が沈み、浸水する。足首を超える水。こめかみに流れる汗。「これはええなあ」温かい川を対岸にむかって。舟で往く。

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第2回 京都の染色―世代をつなぐ女性作家たち―

2022年2月22日(火)~2月27日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
1F・2F【第2回 京都の染色-世代をつなぐ女性作家たち-】
’22第2回 京都の染織-世代をつなぐ女性作家たち- 表’22第2回 京都の染織-世代をつなぐ女性作家たち- 裏

有田やえ・大村優里・兼先恵子・澁谷和子・高須英代・丸山敦子・三浦以左子・向井詩織・八幡はるみ・山下茜里(五十音順)

⚠トークは中止になりました⚠
2月26日(土)に予定していました、「第2回京都の染色-世代をつなぐ女性作家たち-出品作家によるトーク」 を、新型コロナウィルスの影響により中止することとなりました。
楽しみにして下さっていた皆様には大変申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

有田 やえ Yae ARITA
1996 京都精華大学 デザイン科テキスタイルデザイン専攻卒業
1998 京都市立芸術大学 大学院美術研究科 染織専攻修了
1999 '00 '01 '02 '03 '04 '11 '16 '17 '20(GALLERYGALLERY/京都,同時代ギャラリー/京都  ギャラリーゴトウ/東京)
2002 新鋭美術選抜展(京都文化博物館/京都)
2003 京都美術工芸新鋭選抜展 ('05)(京都文化博物館/京都)
2003 第13回染・清流展(染・清流館/京都)
1996~21 アーティフィシャルな位相(天野画廊/大阪))
2021 染・清流展(染・清流館/京都)

大村 優里 Yuri OMURA
2014 京都精華大学大学院芸術研究科染織領域 修了
2018~ 京都精華大学テキスタイル専攻 講師
2017 第73回現展 新人賞受賞、第9回祇園祭展(染・清流館/京都)
   改組新第四回日展  入選
2018 第57回日本現代工芸展 新人賞受賞
   個展(ギャラリーマロニエ/京都)
2019 第58回日本現代工芸展入選、第22回染・清流展 (染・清流館/京都)

兼先 恵子 Keiko KANESAKI
1991 京都市芸術新人賞、染・清流展(18回出品)(染・清流館/京都)
2008 京都工芸ビエンナーレ 特別記念テーマ部門大賞(京都文化博物館)
    第40回日展 特選、改組新第5回特選(2018年)(国立新美術館)
2010 近現代染色の展開と現在展(つくば美術館/茨城)
2015 第37回日本新工芸展 内閣総理大臣賞(国立新美術館)
2019 京都の染織〔1960年代から今日まで〕(京都国立近代美術館)
    個展(ギャラリーなかむら/京都)
現在 日展準会員、日本新工芸家連盟理事、京都工芸美術作家協会、京都芸術大学・嵯峨美術大学・大手前大学・沖縄県立芸術大学 非常勤講師

澁谷 和子 Kazuko SHIBUYA
1955 京展('56,'63市長賞、'79 京展賞)
1957 京都市立美術大学工芸染織専攻科卒業
1971 染織の新世代展(国立京都近代美術館)
1993 京都府あけぼの賞 大阪絵画トリエンナーレ 京都市美術館買上げ
1994 現代の染展(国立国際美術館)
1998 京都美術文化賞 受賞記念展 於・京都府文化博物館
2001 京都の工芸-1945~2000-(京都国立近代美術館)(東京国立近代美術館)
2003 京都市芸術功労賞
2017 澁谷和子展 Part1、Part2(2018年)(染・清流館/京都)
2019 京都の染織〔1960年代から今日まで〕(京都国立近代美術館)

高須 英代 Hideyo TAKASU
1983 美大受験生として澁谷和子先生宅に通う
1991 京都精華大学染織デザイン専攻卒業、小学校図画工作教員をへて造形ワークショップ活動と個展等で作品を発表
2011 個展「いっぽんの木」(ギャラリーhedghog/京都)
2016 型染めと木彫二人展(ギャラリーマロニエ/京都)
2017 個展「十字架の道ゆき」(和中庵/京都)
2019 祇園祭展(染・清流館/京都)
2020 「via dolorosa悲しみの道」(ギャラリーマロニエ/京都)
2021 染・清流展(染・清流館/京都)

丸山 敦子 Atsuko MARUYAMA
1994 成安造形短期大学(染織専攻科)修了 
1991 彦根市美術展 近江同盟新聞社賞('92) 
1992 滋賀県美術展覧会 美術協会理事長賞  '93芸術文化祭賞 ('07) 
1993 京展 あかね賞(京都市美術館)
1994 京都工芸ビエンナーレ・染 アート展
1995 GEN-GEN-TEN染色六人展 (ギャラリーマロニエ/京都) 
1996 染・清流展(染・清流館/京都)
2010 第21回シルク博物館全国染 織作品展奨励賞 
2018 第21回祇園祭展(染・清流館/京都)

三浦 以左子 Isako MIURA
1969 京都文教短期大学 卒業
1987 父・三浦景生に師事し、個展を中心に染作家活動を始める
1992- 京展 '93'95あかね賞・'98NHK京都放送局長賞・
     '04楠部賞(京都市美術館)
1996 全日本染織新人展 京都商工会議所会頭賞、新匠展 奨励賞
2005-06 世界ろう染大会inボストン(ボストン・ワシントンDCシアトル巡回)
2006-11 三浦以左子展 藤屋画廊(東京・銀座)
2008 京都ビエンナーレ展
2009-19 第17回~第22回 染・清流展(染・清流館/京都)
1999-13 ギャルリー田澤・ギャラリーヒルゲート・ギャラリーマロニエ・ギャラリー島田(神戸)で個展

向井 詩織 Shiori MUKAI
2015 西インド・カッチ地方でテキスタイルを独学
2016 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 テキスタイル専攻 編入
2018 同大学卒業、Sufiyan Ismail Khatri のブロックプリント工房にて滞在制作
2019 同工房と業務委託契約、工房初の外国人ブロックプリンターとなる
2020 田中直染料店とアジュラックの染料を再現

武蔵野美術大学卒業制作 優秀賞
第74回堺市展 教育委員会教育長賞
第2回全国大学選抜染色作品展 優秀賞

八幡 はるみ Harumi YAHATA
2010 近代染色の展開と現在(茨城県つくば美術館/茨城)
2013 八幡はるみ 工芸・東洋館を祝う(大原美術館工芸館・東洋館/倉敷)
2016 革新の工芸(東京国立近代美術館工芸館/東京)
2019 京都の染織(京都国立近代美術館)、京都美術文化賞
2021 京都府文化賞、Colors(ギャルリ・オーヴ/京都)
2022 個展「宇宙を言祝ぐ」(染・清流館/京都)
コレクション:東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館、京都文化博物館、京都市立芸術大学、京都芸術大学、染・清流館

山下 茜里 Akari YAMASHITA
2021 京都精華大学博士前期課程修了
2017 第55回兵庫県展 部門大賞(知事賞) 工芸部門 
2019 第22回染・清流展 (染・清流館/京都)
2020 YAMASHITA Akari solo exhibition-BORDER- (KUNST ARZT/京都) 
    YAMASHITA Akari solo exhibition-PANOPTICON- 
    (ギャラリーマロニエ/京都) 
2021 SUIKEI ART FAIR OSAKA (Zentis Osaka/大阪)
    A-Lab Artist Gate 2021(あまらぶアートラボA-Lab/兵庫) 
    体内で満ちて(ART SPACE NUI/京都)
    第23回染・清流展 (染・清流館/京都) 
    山下茜里個展-beyond the skin-(楽空間 祇をん小西/京都)

京都は長い歳月をかけて染織文化をはぐくんできました。みやこが置かれる以前にも、たとえば聖徳太子ゆかりの広隆寺がある「太秦」の地名は古代氏族の泰氏が絹織物をうず高く積んだことに由来するといわれます。染織の歴史が脈々と息づく土壌から西陣織や友禅染が花開き、「京の着倒れ」といった形容も生まれました。
2015年の第1回展につづく今展では、90歳から20代まで10人の異なる世代の女性作家の作品を紹介致します。
伝統に学びつつ伝統を超えていく、作家それぞれが取り組んだ「今」を映し出す表現に出会えることと期待しています。 
                          深萱 真穂 

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澁谷和子 卒寿記念展

1F・2F【澁谷和子 卒寿記念展】(型染め)
2022年2月15日(火)~2月20日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
’22澁谷和子卒寿記念展 表’22澁谷和子卒寿記念展 裏

澁谷 和子 Kazuko SHIBUYA
1955年 京展(56、63年 市長賞 79年 京展賞)
1957年 京都市立美術大学工芸染織専攻科卒業
1958年 日展(64年 特選北斗賞~99年)
1965年 日本現代工芸美術家協会会員海外選抜展(~67年)
     日展無鑑査外務省買上げ
     京展依嘱 楠部賞(94年)審査5(~99年)
1971年 染織の新世代展(国立京都近代美術館)
1978年 現代の工芸作家展(京都市美術館)
1979年 日本現代工芸美術家協会 退会
   日本新工芸家連盟結成(~99年)
1980年 明日を開く日本の新工芸展(~85年)
     ファイバーアズアート(フィリピンメトロポリタン美術館)
1993年 京都府あけぼの賞 大阪絵画トリエンナーレ 京都市美術館買上げ
1994年 現代の染展(国立国際美術館)
1996年 日本の染織テキスタイル展~98年99年(目黒区美術館)
1998年 京都美術文化賞 受賞記念展 於・京都府文化博物館
2001年 京都の工芸 INエディンバラ展
      京都の工芸-1945~2000-(京都国立近代美術館)(東京国立近代美術館)
      日本新工芸家連盟 退会 日展 退会 府立文化博物館買上げ
2003年 京都市芸術功労賞
2010年 近現代染色の展開と現在(茨城県つくば美術館)、紺綬褒章
2017年 澁谷和子展 Part1、Part2(2018年)(染・清流館/京都)
2019年 京都の染織〔1960年代から今日まで〕(京都国立近代美術館)

1974年~2008年 成安女子短期大学、大阪成蹊大学、京都造形芸術大学、京都精華大学、沖縄県立芸術大学 等非常勤講師
現在   京都工芸美術作家協会員 民族芸術会員
パブリックコレクション
外務省、京都市美術館、京都文化博物館、京都国立近代美術館、京都市立芸術大学


澁谷和子さんが生まれた1932年、大陸に満州国が建国され、国内では首相が青年将校に射殺される五・一五事件が起きた。ご実家は医院だったが戦中戦後は人手不足で、看護婦代わりも務めたという。美術大学へ進んだのは家業や家事からひととき逃れるためだった。
時代や家庭の多難に抗して澁谷さんが生み出した作品は、自由で楽しさに満ちている。和装、暖簾、パネルやタペストリーの染色作品はもちろん、フック地の壁飾り、洋服、コラージュ、陶芸、建物の内外装まで、自在に才能を発揮してきた。
「囲む」と題する一連の作品に象徴される温かさ、柔らかさ。背後に、長い作家活動を支えてきた強くしなやかな哲学が垣間見える。そして今展のために用意された作品の蝶には、卒寿を軽やかに翔び越えて、さらに創作を志す生き生きとした魂のはたらきが感じられはしないだろうか。     
(染・清流館キュレーター 深萱真穂)

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⚠夜話市民講座「第2回京都の染色-世代をつなぐ女性作家たち-出品作家によるトーク」 について⚠

⚠夜話市民講座「第2回京都の染色-世代をつなぐ女性作家たち-出品作家によるトーク」 について⚠

2022年2月26日(土)に予定していました、「第2回京都の染色-世代をつなぐ女性作家たち-出品作家によるトーク」 を、新型コロナウィルスの影響により中止することとなりました。
楽しみにして下さっていた皆様には大変申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

「第2回京都の染色-世代をつなぐ女性作家たち-」については、予定通り下記の日程で開催いたしますので、ぜひご高覧下さいませ。
1F・2F【第2回京都の染色-世代をつなぐ女性作家たち- 】
2022年2月22日(火)~2月27日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)

(1F)末包恭子展 ―日々の中から―/(2F)藤田つぐみ個展 SPACE MEDITATION-02

1F【末包恭子展 ―日々の中から―】(日本画)
2022年2月8日(火)~2月13日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
’22末包恭子展―日々の中から― 画像面’22末包恭子展―日々の中から― 宛名面
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2F【藤田つぐみ個展 SPACE MEDITATION-02】(油彩・アクリル)
2022年2月8日(火)~2月13日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
’22藤田つぐみ個展 SPACE MEDITATION-02 画像面’22藤田つぐみ個展 SPACE MEDITATION-02 宛名面
眠りに入る前や瞑想中など、覚醒状態から半覚醒状態に入るとき 通常とは異なる感覚を得ることがあります。 以前、静かな部屋で目を開けた状態のままリラックスしていると 聴いたことのないオーケストラの音楽が耳元でしばらくの間聴こえたことがあります。 とても綺麗な音楽だったのでこのままずっと流れていたら良いのに、と思いました。 
弛緩した感覚は解体のイメージを呼び起こします。 形あるものがばらばらになり、心地良い半覚醒状態を漂います。 それは私の脚か、これはあなたの尻尾かそんなことも関係が無くなって 形を得る前の全てがひとつだった頃の始まりの姿に帰っていきます。 
どうぞリラックスしてご鑑賞ください。 藤田

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