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(1F・2F) 宮村長 追悼作品展 遺作と友人・教え子の作品
1F・2F【宮村長 追悼作品展 遺作と友人・教え子の作品】
2021年6月8日(火)~6月13日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
〈出展者〉
宮村 長
青木敏郎 伊庭新太郎 大杉真司
川村悦子 北村美佳 黒川彰夫
小林一彦 篠原涼子 瀧澤賢福
中原史雄 濱田 進 平岡靖弘
冨士谷隆 森田康雄 山岡明日香
山河 全
宮村 長 Masaru Miyamura
1942 京都市生まれ
1968 京都市立美術大学卒業 「風景」金賞買上げ
具象作家1,000人選抜展 「湖北雪景」佳作賞
1970 京都市立芸術大学洋画専攻科卒業
二科展出品 「残された風景」特選
京展出品 「風景に思う」近畿放送賞
大津市展 「風景に思う」共同通信社賞
1971 京展出品 「残された風景」美術懇話会賞
個展 《水彩画近作展》 (雅生堂・京都‘96,’99も開催)
二科展出品 「海辺の賦」ローマ賞
12月より翌年に6月までイタリアへ派遣される
1972 二科会会友に推挙される
文化庁現代美術選抜展出展 「海辺の賦」
1973 京展出品 「回想」市長賞
1974 京展出品 「回想」市長賞
1975 二科会会友展出品(大阪日動画廊)
二科展出品 「蝉の聞こえる庭で・・・」会友特賞
1976 京展出品 「赤くならない夕日を庭で・・・」京展賞
1978 個展(大丸京都店・画廊)
1979 大津市展出品 「湖北雪景」記念展賞
1980 二科会会員に推挙される
個展(琵琶湖ホテル・ギャラリー)
1982 スケッチ小品展(平安会館)
1986 二科展出品 「湖国賊」会員努力賞
湖国百景展出品 「瀬田の唐橋」
京の四季展出品 「宮津の花火」京都府買上げ
1987 個展 《湖国を描く》(ギャラリー・創)
87美術選抜展 「湖の賊」(京都市美術館)
1988 洋画三人展 (阪神百貨店)
個展 《ヴェネチア水彩画展》(ギャラリー三条・京都 ‘93)
1989 滋賀の洋画 湖国美術作家シリーズ(滋賀県近代美術館)
個展 《ヴェネチア水彩画展》(有楽町ギャラリー文字)
1990 現代湖国洋画展(木下美術館)
1991 近江百人一首展出品 佳作賞
個展《近作メロディー》(ギャラリー古今・大津)(‘95~2014までほぼ毎年開催)
個展(有楽町ギャラリー文字)
1992 IBM出品「日記」佳作賞
1994 ミラノであった4人展 (ギャラリーヒルゲート・京都)
個展《ヴェネチア回想》(ギャラリーヒルゲート・京都)(2019までほぼ毎年個展開催)
喇叭の会 発足 (田中駒イベントホール・大津)
三人展 (有楽町ギャラリー文字)
1996 個展 《ヴェネチア回想》(札幌そごう)
2001 個展《水彩画・ミクスト近作展》 (法然院講堂・京都)
2006 個展《油彩・ミクスト・水彩展》(ギャラリー唐橋・大津)
2009 East×4&West×4展 (原田の森ギャラリー・神戸)
2010 二科会絵画部 理事就任
第95回記念二科展出品 「神様がお怒りおはせしか、老いておはせしか」内閣総理大臣賞
2012 ×4 Final Session East&West×4展(東京ヒルトン ヒルトピア アートスクエア)
2014 燦SUN 未来へ続く生命の輝き展(西堀栄三郎記念 探検の殿堂.八日市)
クマムシ展(ギャラリー 古今・大津)
2015 京都市立芸術大学同窓会展(@KCUA・京都)
夏憐の会(ギャラリーヒルゲート・京都)
2018 個展(カフェ・みずのとびら・東京)
2020 6月29日逝去(享年78歳)
公益社団法人 二科会理事、滋賀県美術協会会員、大津市文化特別賞
追悼文 黒川彰夫
宮村君と初めての出会いは、伊庭研(伊庭伝治郎先生が開いた研究所)のアトリエで、黙々と石膏デッサンをしていた時でした。その姿は幾年経っても変わることなく、対象と戦った余韻を楽しんでいるものでした。
伊庭研、美大、二科会と彼と共に歩んだ時代は、それぞれに影響を受け合いながら成長し続ける事が多かったと思います。彼の絵に対する情熱、独特の人生哲学、人に対する優しさ、今は懐かしい思い出ばかりです。
二科展の審査の時も真っ赤な綿パンを履き周囲をうろつき「絵の邪魔だよ!」と言われながらも、誰一人として憎めないところが「宮長」、「長さん」と慕われた彼の人柄だったと思います。
彼が二科展でローマ賞を受賞し、ミラノ滞在中たまたま出張で訪れ、旅行中の独立の安田先生、中村先生ともお会いし、4人でミラノ近郊のベルガモにスケッチに行ったことは楽しい時間でした。帰国後「ミラノで出会った4人」展をここヒルゲートで開催させて頂いたことは忘れられない思い出です。
今回もかけがいのない仲間の宮村君の追悼展を企画していただいた人見さんに心から感謝致します。
‘94年に故、中村善種先生の呼びかけで安田謙先生、黒川彰夫先生と共に「ミラノで会った4人展」に参加していただいたのが宮村先生との出会いでした。以来25年にわたる個展開催をつうじて、先生の優しいお人柄に励まされてきました。多くの方に愛された宮長先生を、作品を介して偲ぶ場になれば幸いに存じます。
ギャラリーヒルゲート