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2023-09

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(1F)西久松友花 珠(マニ) 展(陶)/(2F)大西正彦 写真展(A室)・藪田正弘 作品展 MANHATTA-N(2021)~多層の街、その”かたち”を描く~(B室)(写真)

1F【西久松友花 珠(マニ) 展】(陶)

2021年9月28日(火)~10月3日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
21西久松友花 珠 表21西久松友花 珠 裏

肉体は魂の容れ物である。

冬、飼い犬が亡くなった。火葬が済み、骨になって私の元へ帰ってきた時にこの言葉の意味を理解した気がした。鼓動や温もりは消え去り目の前から肉体が無くなることで、存在していた事実さえも不確かに感じられた。

古来から、死は魂が肉体から離れた時の現象であると考えられてきた。 霊魂は肉体もしくは物体を失なった後、何処かに彷徨い、また新たな身体をまとう。アニミズムの思考では、生はその繰り返しであり、動物や植物だけに限らずありとあらゆるものに魂は宿っているとされる。

彷徨う魂を招魂し、尊きものをおさめる容れ物を作る。


西久松 友花 NISHIHISAMATSU Yuka
1992  京都府生まれ
2011  京都市立銅駝美術工芸高等学校 日本画専攻 卒業 
2016  京都市立芸術大学美術学部工芸科陶磁器専攻 卒業 
2018  京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻陶磁器 修了 

[個展]
2016  緋の飾り(ギャラリーヒルゲート/京都)
2017  華飾(ギャラリーヒルゲート/京都)
2018  祈りの飾り(ギャラリー恵風/京都)
2019  輪-リン-(ギャラリーヒルゲート/京都)
2020  拠(ギャラリーヒルゲート/京都)

[グループ展]
2016  西久松友花・山本伊代奈 二人展「湯気」(ギャラリーアンフェール恵文社一乗寺店/京都) 
     琳派400年記念 新鋭選抜展-琳派FOREVER- (京都文化博物館/京都) 
     ART OSAKA2016「アートで目覚めるvol.4」(ホテルグランヴィア大阪/大阪) 
     おんなのこ博覧会(ギャラリー杉野/東京) 
     シブヤスタイルvol.10(西武渋谷/東京) 
2017  Kyoto Art for Tomorrow―京都府新鋭選抜展2017(京都文化博物館/京都)
     京展2016 (京都市美術館/京都) 
     「秋空に高くそびえる」(art space Morgenrot/東京)
     シブヤスタイルvol.11(西武渋谷/東京) 
2018  京都府新鋭選抜展2018―Kyoto Art for Tomorrow―(京都文化博物館/京都)
     KOGEI Art Fair Kanazawa(KUMU KANAZAWA THE SHARE HOTELS/石川) 
     シブヤスタイルvol.12(西武渋谷/東京) 
2019  西久松吉雄・綾・友花展-地のかたち・水のめぐみ・土のちから-(中信美術館/京都)
 KOGEI Art Fair Kanazawa(KUMU KANAZAWA THE SHARE HOTELS/石川)
 新進作家五人展(京都文化博物館/京都)
2020  transmit program 2020(京都市立芸大ギャラリー@KCUA/京都)
 以美為用展―明日へのとびらⅡ―(京都高島屋/京都)
2021  かめおか霧の芸術祭「霧の芸術館―線を引き続けるためのプラクティス」
     (亀岡市文化資料館/京都)
 国際工芸アワードとやま2020(富山県美術館/富山)

[受賞歴]
2016  京都市立芸術大学作品展 市長賞 
 京都花鳥館賞奨学金 優秀賞
2017  Kyoto Art for Tomorrow―京都府新鋭選抜展2017 NHK京都放送局賞 
     京展2016 入選 
     京都銀行美術支援制度2017年度購入作品選抜
     京都花鳥館賞奨学金 優秀賞
2018  京都花鳥館賞奨学金 最優秀賞
2021  国際工芸アワードとやま2020 入選(富山県美術館/富山)

[主なコレクション]
京都銀行/三井寺/中信美術館
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2F(B室)藪田正弘 作品展 MANHATTA-N(2021)~多層の街、その”かたち”を描く~】(写真)

2021年9月28日(火)~10月3日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
’21藪田正弘展

Maco (藪田 正弘)
1952年 神戸市生まれ。 テレビ局の記者・ディレクターを経て2018年よりフリーの写真・映像作家活動を始動する。 幼少より写真に触れ、大学時代には自らの手でモノクロのコントラストが強く粒子の荒れた写真を中心に制作を続けるも限界を感じ写真家への道を断念。 2018年より写真表現大学(大阪府茨木市)にて写真研究・古典プリント講座等受講、現在、クラシカルフォトグラフの第一人者、若林久未来氏のもとで古典写真技法の研鑽に励むなど多様な写真表現を試みている。これまでの多数のドキュメンタリー・報道番組の制作経験を生かし、客観的な事実 (記録)を積み重ねる手法で“記録と表現が両立する作品”の制作に取り組んでいる。

ヴァンダイク・プリント(古典写真技法)による唯一無二のマンハッタン
時間を超えて堆積されたこの街の“かたち”を褐色の輪郭線で表現しました
マンハッタンは夢の地として19世紀から世界中の人たちを引き寄せ続けてきました。高層ビル群が描き出すスカイライン、直角に交差する真っすぐな街路、そこを行き交う車や多様な人々…人々を魅惑するこの街のイメージはいつのころから形づくられたのでしょうか。
100年前の記録映像と現在の姿との乖離は驚くほど小さく感じられます。写真を芸術の分野として確立した写真家の一人とされるポール・ストランドが友人とともに制作した短編映画「MANHATTA(1921)」には今に通じるこの街の姿が記録されています。外形だけではなく自由や豊かさ、様々な人種や言語、常に若々しくある文化といった無形の要素も街の姿とともに脈々と受け継がれて、この街のイメージが形づくられているように思えます。
地層のように長い時間をかけて堆積されたこの街のイメージを表現するため古典写真技法のひとつヴァンダイク・プリント技法を採りました。色彩を省き、褐色の輪郭線によって“かたち”を描くことで街と人を記録しました。薬品塗布の刷毛の滑り、使用する印画紙の特性、露光の微妙な長短など多くの不確定な手作業を経て完成させた唯一無二のプリントに、“マンハッタン”を定着させました。

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2F(A室)大西正彦 写真展】 

2021年9月28日(火)~10月3日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
’21大西正彦 写真展
大西 正彦 Masahiko Oonishi
1952年 宇治市生まれ、京都市を拠点に活動。
1975年 日本写真専門学校映像学科卒業
1975年 ダイエーフォトエンタープライズ入社
1976年 八島フィルムサービス(現㈱ytvNextry)入社
   よみうりTV報道局撮影部派遣
1986年 読売テレビ京都支局配属(~2002)
     ドキュメント・制作番組カメラマン、ネットワーク局依頼撮影等
2003年 ㈱映像企画 本社映像取材部(映像プロデューサー)
2013年 よみうりTV編集局派遣
2019年 ㈱ytvNextry退社。
現在    各方面からの依頼を受け、アートや音楽・ 運動の現場を取材、記録している。
 
〈カメラマンとして参加した作品の受賞歴〉
・1999年5月報道劇場21「おーい、元気かぁー!往診・高齢者医療の明日へ」よみうりTVで放送 日本民間放送連盟優秀賞受賞
・1994年7月NNNドキュメント94「我がふるさとは…在日韓国朝鮮人二世のニッポン」 日本民間放送連盟優秀賞受賞
・NNNドキュメント86 「続・奇形ざるは警告する」日本民間放送連盟優秀賞受賞
・関西写真テレビ記者協会の賞等受賞歴あり

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