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(1F・2F)2022年度メキシコ政府アギラ・アステカ勲章受章記念 竹田 鎮三郎の原風景/メキシコからの贈り物 竹田 邦夫 彫銀展
1F・2F【2022年度メキシコ政府アギラ・アステカ勲章受章記念 竹田 鎮三郎の原風景/メキシコからの贈り物 竹田 邦夫 彫銀展】
4月4日(火)~4月9日(日)
12:00~19:00(最終日~17:00)
2022年度メキシコ政府アギラ・アステカ勲章受章記念 竹田 鎮三郎の原風景
アギラ・アステカ勲章
1933年12月29日、アベラルド・L.ロドリゲス政権が大統領令として制定したものです。この勲章は、メキシコに対してあるいは全人類に対して、優れた功績を示した外国人に贈り、顕彰するものです。メキシコを知らしめ、他国とメキシコの関係強化に実績を残した政治家、芸術家、企業家に、毎年1名に授与されるものです。
竹田鎮三郎 TAKEDA Shinzaburo
1935年2月13日 愛知県瀬戸市に生まれる
1953年 東京芸術大学美術学部油画科に入学
1957年 東京芸術大学美術学部油画科を卒業
「第1回東京国際版画ビエンナーレ展」国立近代美術館(東京)に木版画《陽の下の労働》
《茶わんと女》が入選
この頃、木版画作品が美術評論家で版画コレクターの久保貞次郎と、1936年にメキシコ
から帰国した後は瀬戸市に住んでいた画家北川民次の目に留まり、後に瀬戸市を訪れた
久保と、また北川とも知己を得、久保に師事する。
1960年 オリジナル二人版画集『牛』を木村利三郎と刊行
1962年 「1962年版画新人ジャーナル賞展」(東京)に木版画《潮の女》《沖縄カード》が入選
毎日新聞社主催「第5回現代日本美術展」東京都美術館に木版画《沖縄カード》が入選
「第3回東京国際版画ビエンナーレ展」国立近代美術館(東京)に木版画《男》《女》を
招待出品(第4,5,6回も出品)
オリジナル二人版画集『虎』を木村利三郎と刊行
1963年 メキシコへの渡航費用捻出のため、オリジナル版画集『SETO Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ』を頒布する
9月、メキシコへ。首都メキシコ・シティーに住む
1964年 日中はメキシコ国立サン・カルロス美術学校の壁画科に通い、夜間は国立書籍学校
(現国立版画学校)の石版画教室に通う。このクラスで先住民の血の濃い学生レオ・
アコスタ(1932-)と親しくなる。
1965年 査証を更新すべく、ニューヨークに長距離バスで行く。その後も永住ビザを取得する
まで都合3度ほど訪問、1960年代から1970年代初頭にかの地で全盛のポップアート
の影響の強い作品を制作する。
グアテマラ青年版画展で第二席を受賞
メキシコ国立文化博物館に画家、および当時のメキシコでは画家の仕事だった
グラフィックデザイナーとして就職
1967年 「ヴァンクーヴァー国際版画展」に《My life of México》を出品
1971年 「ジャパン・アート・フェスティバル-日本版画展」(ブリュッセル、ベルギー)に
シルクスクリーン《男と女》を出品
1973年 オリジナル木版画集『メキシコの祭』8点組(刷り佐藤景三)を日本で刊行
1975年 栃木県立美術館『1975・日本の版画』に《水浴》を招待出品
1976年 ジャパン・アート・フェスティバル『今日の日本版画‘76』(ベルギー、ベネズエラ、
1977年札幌松坂屋)に石版画《蜂スズメ》を出品
1977年 石版画《この地上にうまれるもの》が、1976年度日本文化庁優秀美術買い上げ作品に
選出される。
1979年 15年の首都の暮らしと国立文化博物館の勤務に決別し、先住民の伊吹が濃厚な何部の
オァハカ州オァハカ市へ移住
オァハカ州立自治ベニト・ファレス大学(UABJO)芸術学校に、版画とデッサンの
教師として勤め始める
1980年 「1980・日本の版画」栃木県立美術館に《銅の谷》を招待出品
1991年 石版画《この地上にうまれるもの》が、東京国立近代美術館い所蔵される
1992年 「戦後の日本版画」町田市立国際版画美術館(東京)に《月をとる》《海辺の女》
《トナ(守護神)》出品
版画回顧個展「マエストロ・タケダ今日の版画」メキシコ国立版画美術館
(メキシコ・シティー)
1993年 「久保貞次郎と芸術家」町田市立国際版画美術館(東京)に《哀しみ》《オキナワ稲福
ババ》出品
1994年 「現代版画名古屋/メキシコ・シティー交流展」(名古屋市、豊田市)にメキシコの12
作品をオーガナイズし、《イツモへの憧れ》を出品する
1998年 「メキシコ現代版画展」埼玉県立近代美術館、下関市立美術館に《My life of México》他
を出品
オァハカ弁護士協会から文化功労賞を受ける
1999年 「第99回ぶどうの国国際版画ビエンナーレ展-招待国メキシコ」(山梨県立美術館)に
際しメキシコ国立版画美術館と共同でメキシコ側オーガナイザーを務め、《砂の女》
他を出品
2002年 勤務先のUABJO芸術学校の美術学部アカデミック・コーディネーター(学部最高位)
に選出される
2005-06年 メキシコ国立芸術院主催8都市巡回個展に油彩100号5点組、水彩2点と版画18点
を出品
2008年 「第1回シンザブロウ・タケダ国内版画ビエンナーレ」を開催。同展はオァハカ州立
絵画美術館(オァハカ市)ほか国内3都市を巡回(2010,2012,2014)
2010年 オァハカ美術の発展と普及に尽力した功績によりオァハカ州文化の家39周年記念文化
功労賞を受ける
オァハカ州海岸地方の少数民族であるアフリカ系児童の教育支援のため、元教え子の
画家たち10人とオリジナル版画集「アルテサ」を制作、展覧会を開催
2011年 勤務先のUABJO(オァハカ市)に画廊〈シンザブロウ・タケダ・ルーム〉がオープン、
記念個展を開催
2012年 日本政府より秋の叙勲「瑞宝中授章」を綬ける
2013年 在墨50周年記念「日はまたのぼる」UAM大学(メキシコ・シティー)を開催
2015年 グループ展「移民とアート タケダと教え子たち」カルガリー大学(カナダ)
2016年 グループ展「オァハカアート」ブランウンスビル美術館、テキサス(アメリカ)
メキシコからの贈り物 竹田 邦夫 彫銀展
メキシコ、インディオの世界ヘモチーフをもとめ、メキシコの金・銀・オパール等を使ったネックレス、ペンダント、指輪など、独創的な装身具を中心にご紹介します。
又、併せて、メキシコ伝統の幻の染織作品、貝紫染めによる作品もご紹介します。
竹田邦夫 TAKEDA Kunio
愛知県瀬戸市出身でメキシコ在住の彫銀作家。