2017-05

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赤松玉女展~あいまいのものがたり~

赤松玉女展 
   赤松玉女(あかまつ たまめ)  兵庫県尼崎市生まれ、京都市立芸術大学大学院美術研究科油画修了 2014「赤松玉女-絵画の軌跡1984-2014」(西脇市岡之山美術館) 1995,2001前田寛治大賞展(倉吉博物館) 1993,95,97「IMA絵画の今日」(新宿三越美術館) 1989-92イタリア滞在1986,87,88安井賞展(西武美術館) イタリア、京都、大阪、東京で個展、グループ展多数開催。京都市立芸術大学美術学部教授

  1980年代から人物を描いてきた作家による、絵画の展覧会。 ヒルゲートで初めての展覧会であり、作家がセレクトした近年の過去作に新作を加えた、キャンバ スにアクリル絵具によるペインティングと、紙に混合技法によるドローイング、合計約20点を展 示する。
     赤松は、創作活動初期の80年代に奇妙な物語を感じさせる不思議な光景を描いていたが、その 後カップル(男と女)や、ファッション誌を飾るモデルのポートレイト、また近年は自身の子ども や家族、身近な人々の日常の出来事にインスパイアーされたドローイングを発表してきた。どのシ リーズも描かれる人物たちの視線に、様々な思惑や感情が含まれている。モデルや母娘を描いても、 美しい者、幸せな者たちに見えず、かといって嘆き悲しむ苦悩の表情もない。笑っているのか、怒っ ているのか、泣いているのか感情が判別しない顔、年配なのか子どもなのか、若い女性なのか、時 には性別すら判然としない顔もある。彼らは感情を隠すために曖昧な表情をしているというよりは、 自分自身の複雑さに途方に暮れているようだ。目から溢れるいっぱいの涙の粒は歓喜か嘆きか、母 と娘を結びつけているのは愛か呪縛か。複雑な感情が絡まる人間の多面的な物語は、その曖昧さ複 雑さゆえに面白く、美しく、豊かである。

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