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(1F・2F)司 修 わたしの絵本展―いつだってともだち
1F・2F【司 修 わたしの絵本展-いつだってともだち】
(水彩・油彩・ミクストメディア)
2023年9月12日(火)~9月24日(日) 〈9/18(月)休廊〉
12:00~19:00(最終日~17:00)
菊池正・作《きょうも ともだち》(一九七三年)は、モノタイプという方法で絵を描きました。
しかし私がこの絵本を選んだ理由は絵画の方法ではありません。
コロナウィルスに閉じこめられた、幼年から老年に至るまでの、世界中の人々が、人との関係を遠ざけられた三年余におよぶ「事件」にあります。
《きょうも ともだち》は、幼い子のための物語ですが、「生きる」という喜びを、作りだして行きます、それは「きょうも ともだち」という関係からです。
司 修(TSUKASA Osamu)
1936 群馬県前橋市生まれ
中学卒業後、独学で絵を描き始める
自由美術協会会員を経て、‘64年主体美術協会の創立に参加(‘90年より無所属)
1976 『金子光晴全集』の装幀により講談社出版文化賞
1978 『はなのゆびわ』により小学館絵画賞
1986 池田20世紀美術館で〈司修の世界〉展
1989 「バー螺旋のホステス笑子の周辺」が芥川賞候補
1993 「犬」(『影について』所収)で川端康成文学賞
日本橋三越他で朝日新聞社主催「司修挿絵展-小川国夫『悲しみの港』」
同年、第36回安井賞審査員
2007 『ブロンズの地中海』で毎日芸術賞
2008 「両洋の眼展」で河北倫明賞
2011 群馬県立近代美術館で「司修のえものがたり-絵本原画の世界」開催
『本の魔法』で第38回大佛次郎賞
2014 3月『絵本銀河鉄道の夜』(偕成社)刊
6月『幽霊さん』(ぷねうま舎)刊
2015 12月 『Ōe-60年代の青春』(白水社) 刊
2016 第26回イーハトーブ賞受賞(花巻市)
2017 岩波書店『図書』表紙及びエッセイ連載開始(2021年12月まで毎月)
2020 7月 『空白の絵本-語り部の少年たち-』(鳥影社) 刊
『戦争と美術』『語る絵』『絵本の魔法』『孫文の机』『戦争と美術と人間』等の評論や小説、『まちんと』『河原にできた中世の町』『雨ニモマケズ』他絵本、 『風船乗りの夢』『壊す人からの指令』他の画文集等、著書多数。